相続の豆知識




Q97【セットバックは?】私道と公道の見分け方は?私道の相続税評価方法 固定資産税や小規模宅地等の特例との関係は?

最終更新日:2023/11/09

  道路には国や自治体が保有する「公道」の他、個人や団体等が所有する「私道」というものがあります。 例えば、建売分譲住宅などでは、住宅が囲む真ん中に、「コの字」に囲む行き止まり私道などが代表例です。   私道は、所有者がいることから、登記簿謄本に所有者が記載され、「相続税評価の対象」となります。   今回は、3種類の「私道」の内容や、種類ご……

Q96【旗竿地】相続税上の評価方法・計算方法は?奥行距離や間口の計算は?固定資産税評価額は?

最終更新日:2022/11/20

  旗竿地とは、間口が狭くなっていて、旗のような形状となっている土地のことです。 相続税上、こういった旗竿地の評価方法は複数ありますが、代表的な評価方法である「差引計算」による旗竿地の評価方法につき解説します。   1. 旗竿地の相続税評価方法 旗竿地については、相続税上、土地が路線価地域の場合は「路線価方式」、倍率地域の場合は「倍率方式」で評価を行い……

Q95【私的年金】個人年金受給権・退職年金受給権と相続税・所得税の関係は?死亡一時金との違いや二重課税の取扱い

最終更新日:2023/11/24

  公的年金については、たとえ相続時点で未支給の金額についても、遺族保障の観点で、相続税は課税されません。   一方で、公的年金等ではなく、「私的年金」の未支給年金には相続税が課税されるのでしょうか? 例えば「個人年金」や「退職年金(企業年金)」などで、死亡後に遺族に支給される年金等です。   「個人年金」や「退職年金」の受給期間中に死亡した場……

Q94 生命保険金の負担者と相続税・贈与税・所得税の関係

最終更新日:2022/01/25

  1. 死亡保険金と各種税金の関係 受取人が取得した保険金には、何らかの税金がかかります。 一般的な死亡保険(被相続人=被保険者、負担者、受取人が遺族)の場合、「死亡保険金」には相続税が課税されます。 しかし、契約形態や保険料負担者が誰か?によって、相続税ではなく、所得税や贈与税がかかるケースもあります。   保険料負担者、受取人との関係で……

Q93【死亡後に入金】未支給年金・税金還付金・保険過誤納還付金・未収給与・弔慰金等には相続税はかかる?

最終更新日:2023/11/24

  お亡くなりになられた後に、「被相続人が受け取るべき」お金が入金される場合があります。 例えば「高額医療費の返戻金」や「未支給年金」、「保険料還付金」などです。 これらは・・相続税の課税対象となるのでしょうか? (相続後に、被相続人が「支払うべき取引」は「債務控除」をご参照ください) 1. 健康保険・市役所関係   名称 内容 相……

Q92【わかりやすく】代償分割とは?相続税・所得税等との関係/資金を確保する方法は?/相続税申告書や遺産分割協議書の記載例

最終更新日:2023/06/04

  相続人間での遺産配分割合が決まったとしても、相続財産の中に「不動産」など分割しにくい財産が含まれている場合は、相続割合ごとに「きっちり分割」することは困難です。   そこで、遺産分割方法として、「現物分割」の他、「代償分割」「換価分割」等、さまざまな方法が認められています。   今回は、遺産分割方法の1つである「代償分割」とはどういったものなのか?相……

Q91【学資保険】確定申告は必要?満期保険金に贈与税や所得税が課税されるケースは?/孫への活用方法は?

最終更新日:2023/08/04

  将来の教育資金の準備として、「学資保険」を活用されている方も多いかもしれません。 学資保険とは、子どもの教育資金を準備するための貯蓄型の保険のことです。毎月決まった額の保険料を払い、満期になると、保険金を受け取ることができます。   ただし・・学資保険に入っているから安心!というわけではありません。 学資保険で、将来受け取る満期保険金・解約返戻金あるいはお……

Q90【換価分割とは】相続税・譲渡所得税の計算・マイホーム売却特例等の適用は?/単独登記の場合に贈与税が課税されるのか?

最終更新日:2023/06/04

  相続人間での遺産配分割合が決まったとしても、相続財産の中に「不動産」など分割しにくい財産が含まれている場合は、相続割合ごとに「きっちり分割」することは困難です。 例えば、相続財産が土地1つしかなく、相続人が2人いる場合、土地を物理的に2つに分けるしか選択肢がないのか?という論点です。   この点、「遺産分割方法」として、「現物分割」の他、「換価分割」「代償分……

Q89【遺産分割方法は4つ】現物分割・代償分割・換価分割・共有分割のメリットデメリット/選択するケースは?/不動産や預貯金の分け方は?

最終更新日:2023/09/04

  遺言書がなく、相続人が複数人いる場合は、相続人全員の話し合いにより、遺産をどのように配分するかを決定します。 「遺産分割協議」と呼ばれます。   この点、相続人間で遺産配分割合(相続割合)が決まったとしても、相続財産の中に「不動産」など、分割しにくい財産が含まれている場合は、相続割合ごとに・・「きっちり分割」するのは困難です。例えば、相続財産が土地1つしかなく、……

Q88【2019年民法改正】遺産の一部分割を活用するケースは?できないケース/預貯金の仮払い制度とは?/相続税申告時の特例(配偶者控除等)との関係は? 

最終更新日:2023/04/14

  相続人が複数いる場合は、誰がどの財産を相続するのか「相続人全員」で遺産分割協議を行います。   この点、相続人に現金がない場合は、葬式代等を支払うために、被相続人の相続財産から支払いたいケースもあると思います。 しかしながら、遺産分割が確定しないと、相続人は預貯金等の引き出しはできません。 一般的には、「遺産分割」の協議は時間がかかります。 &n……