相続の豆知識




Q77【具体例付】側方路線に宅地の一部分のみが接している角地(整形地・不整形地)の「側方路線影響加算率」の調整  

最終更新日:2022/07/30

角地・準角地については、標準的な土地と比べて、土地の利便性が高くなるため、相続税上は、その分評価額が高くなります。 しかし、角地といっても、「不整形地」の場合など、「側方路線」に、宅地の一部分のみが接している角地もあります。 こういった「特殊な角地」の場合は、どのように評価するのでしょうか?   今回は、「側方路線に宅地の一部分のみが接している角地」や「不整形地の角地」の……

Q76 【わかりやすく】不整形地の評価方法は4つ。実務上の評価方法は?奥行距離の計算や、「不整形地補正率」「かげ地割合」を具体例で解説

最終更新日:2023/12/01

路線価地域の土地については、相続税上、「土地面積×路線価」で評価を行います。 ただし、すべての土地がきれいな正方形や長方形(整形地)の土地とは限りません。現実的には、形が「いびつ」な「不整形地」も存在します。不整形地の場合、整形地と比べると土地の使い勝手が悪いため、相続税評価上は、最大40%の減額が可能です。 今回は、不整形地の評価方法につき、具体例を交えて解説します。 &n……

Q75【正面路線価判定の例外】地区区分が異なる角地・2以上の路線価が付されている角地の評価は?/正面判定や側方路線影響加算率への影響

最終更新日:2022/07/30

    角地・準角地については、標準的な土地と比べて、土地の利便性が高くなるため、相続税上は、その分評価額が高くなります。 角地の場合は、側方路線の路線価を基に補正を行いますが、角地の「正面路線」と「側方路線」で、地区区分が異なる場合があります。また、路線価の金額が途中から変わるケースも存在します。 こういった「特殊な角地」の場合は、どのように評価するの……

Q74【角地・準角地】角地の相続税評価方法/正面路線価の判定方法・側方路線影響加算率による補正とは?

最終更新日:2022/12/17

相続税上、「路線価地域」の土地の評価は、「路線価」をもとに行います。 ただし、あくまで路線価は、「標準的な形状」の宅地の1㎡あたりの価額(千円単位)ですので、例えば、角地などの場合、通常の土地よりも利便性が高くなります。 こういった利便性を反映して、角地にかかる相続税上の評価については、「一定の評価額の加算」計算を行います。   ただし、角地は、道路2面に面しているた……

Q73【ゴルフ会員権】相続税評価方法は?時価・取引相場とは?/名義書換料の取扱い/不動産所有権付きのリゾート会員権の相続税の評価は?

最終更新日:2023/04/20

  被相続人がゴルフ好きな方であれば、「ゴルフ会員権」をお持ちの方もいると思います。 その他、例えば、エクシブなどの「リゾート会員権」をお持ちの方もいるかもしれません。 こういった各種の「会員権」も、「財産価値」がありますので、原則として、相続税の課税対象となります。   そこで今回は、「ゴルフ会員権」「リゾート会員権」等の相続税評価方法につき解説します。 ……

Q72 【二世帯要注意】親子「リフォーム」で贈与税がかかる危険

最終更新日:2022/02/25

  例えば、親子間で、親が子供のマイホームのリフォーム代を出してあげる、あるいは、逆のケースも結構あると思います。 これ・・親子だからって、あまり気にせずやっていませんか? 税務上は・・「贈与」と取り扱われますので、注意しましょう。   1. リフォーム部分の所有権 リフォーム部分は、「付合」(=建物と切り離せないモノ)により、所有権は「建物所有……

Q71【非課税財産】墓地や仏壇などに相続税は課税されるのか?債務控除は?/交通事故の損害賠償金や一身専属権は?

最終更新日:2023/07/07

  相続税は、原則として「金銭的な価値」があるものは、すべて相続税の課税対象となります。 ただし、例えば、墓地や仏壇などについては、国民感情等を考慮して、例外的に、相続税が課税されません。   つまり・・例えば、生前に「墓地等を購入」しておけば、その分現金が減り、相続税が節税できることになります。   今回は、相続財産のうち、相続税が課税さ……

Q70【リフォーム】外壁や内装リフォームで本当に相続税が安くなるのか?固定資産税評価額との関係は?

最終更新日:2023/11/24

  相続税上、建物は、原則として「固定資産税評価額」で評価を行います。 「固定資産税評価額」は、「実勢価格」より低くなりますので(おおむね時価の70%程度)、相続税の観点からは、資産を現預金で所有するよりも、建物等を建築して現預金を少なくした方が、「相続税評価額」は下がることになります。   この点、建物等をリフォームした場合も同様です。  ……

Q69【相続直後も可能】土地の分筆・分割で相続税評価額や固定資産税評価額が下がるのか?節税できる場合も?/不合理分割に注意!

最終更新日:2023/09/09

  相続税上、土地の評価単位は、最終的に、遺産分割による「取得者」ごとに評価を行います。 例えば、1筆の土地を、兄弟2人で遺産分割する場合、共有で相続する場合は1筆の土地の一体評価となりますが、土地を分筆したうえで相続する場合は、分筆された土地ごとに別々に評価を行います。   この点、相続後に分筆することで、結果的に土地の形状が変わる場合は、相続税の評価……

Q68【土地の評価単位は3ステップ】地目⇒利用単位⇒取得者ごとに評価/一体利用や使用貸借の場合は?

最終更新日:2022/11/19

  土地といっても、「宅地と畑」では、その用途が全く異なります。 また、登記上は「分筆」されていても、実際は、分筆された土地単位で利用しているとは限らず、一体で利用している場合もあれば、一部賃貸に出している場合もあります。1筆の宅地が、1利用単位になっているとは限りません。   土地には、物理的な「分け目」がありませんので、相続税上、土地はどのような単位……