最終更新日:2023/06/20
例えば、シンガポールやオーストラリアなど、海外では「相続税」がない国もありますが、こういった国に移住した場合、日本では相続税は課税されないのでしょうか? また、そもそも「海外に保有する資産」には、相続税が課税されるのでしょうか? 今回は、非居住者や外国籍の方などの「相続税の納税義務」の範囲につき解説します。 1. 日……
最終更新日:2023/08/18
配偶者が若くして亡くなり、相続人のおなかの中に赤ちゃんがいるケースもあるかもしれません。 こういったお腹の中の胎児には、相続権があるのか?相続税申告での「基礎控除等」の計算に、「胎児」はカウントできるのでしょうか? また、遺産分割の際、法定代理人である親が赤ちゃんを代理すると、相続財産の配分につき「利益相反」が生じる場合もあります。 そこで今回は、……
最終更新日:2023/09/19
例えば、ご自身のお父親がバツイチで、前妻との間に子供がいるケースを考えます。 この場合、ご自身と、父親の前妻の子供は、半血兄弟姉妹(腹違いの兄弟姉妹、異母兄弟姉妹)となります。 こういった半血兄弟姉妹の場合も、父親の相続に関しての「法定相続人」という点では、同じ立場となります。 しかし、半血兄弟の法定相続割合については、相続の場面によって、異なるケースがあります。 &n……
最終更新日:2023/04/13
例えば、役所に「婚姻届」は提出せず、「内縁関係」のパートナーと生活を共にされる方もいるかもしれません。 内縁関係とは、法律上の夫婦ではないが、実際の法律婚と同様に、共同生活を営んでいる男女のことです(事実婚)。 こういった内縁関係(事実婚)のパートナーには、「法律上の配偶者」と同様に、相続権が認められるのでしょうか? また、内縁の妻との間にできた子供も同様に、相続権が……
最終更新日:2023/12/01
[caption id="attachment_5662" align="aligncenter" width="2560"] 将来自分が死んだときに、「特定の人物等」に財産を渡したい場合、「遺言」をイメージされる方が多いかもしれません。「遺言」による財産の贈与は、「遺贈」と呼ばれています。 一方、遺贈に似たものとして「死因贈与」という概念があります。死因贈与は、贈与契約……
最終更新日:2023/08/26
相続とよく似たものとして、「遺贈」という概念があります。 相続、遺贈のどちらも、死亡を原因として被相続人の財産を引き継ぐ方法ですが、その法的性格や相続税上の取扱いが大きく異なります。 今回は、遺贈と相続の法律上及び相続税上の取扱いの違い、不動産取得税・登録免許税との関係につき解説します。 1. 遺贈と相続・生前贈与等との違い……
最終更新日:2023/05/16
例えば、父が死亡し(一次相続)、相続手続完了前に母が亡くなってしまう(二次相続)ように、相続が重なるケースは「数次相続」と呼ばれています。 「数次相続」の状態では、場合によっては二次相続の手続を進めていく中で、一次相続の発生を知るケースもあり、一次相続の相続放棄をしたいにもかかわらず、「相続放棄」期限の3か月を超えているケースもあります。 こういった状況は「再転相続……
最終更新日:2022/02/25
前回、数次相続の場合には、「相続権を相続した方」に「申告期限延長の特例」が認められるケースがあることをお伝えしました。 しかし、「相続権を相続した方以外」には「申告期限の延長」が認められていません。 具体的にはどういうケースでしょうか? 1. 申告期限の延長が認められる場合 ……
最終更新日:2024/10/19
遺言書がなく、相続人が複数人いる場合は、「遺産分割協議書」を作成し、原則として、相続人全員が印鑑登録された実印を押印して、遺産分割を確定させます。 一方、相続税申告書を提出する際は、遺産分割の有効性を確認するため、「遺産分割協議書」及び「印鑑登録証明書」の添付が必要となります。また、相続財産の名義変更を行う際も「遺産分割協議書」や「住民票」の提出が必要なケースが多……
最終更新日:2023/05/15
通常、父と母の年齢は近いことが一般的ですので、例えば、父が亡くなり、間もなく母が亡くなってしまうケースもあるかもしれません。数次相続とは、「相続手続完了前」に、さらに相続が重なっている状態のことです。 例えば、父の相続手続完了前に、母がなくなってしまう場合などが代表例です。 実務では、配偶者が「遺産分割前に死亡するケース」は意外とよくあります。 今……