相続の豆知識 相続人関係




Q118【令和3年改正】海外在住非居住者に相続税・贈与税は課税されるのか?海外財産への課税は?相続税の納税義務者の範囲をわかりやすく解説

最終更新日:2023/06/20

  例えば、シンガポールやオーストラリアなど、海外では「相続税」がない国もありますが、こういった国に移住した場合、日本では相続税は課税されないのでしょうか? また、そもそも「海外に保有する資産」には、相続税が課税されるのでしょうか?   今回は、非居住者や外国籍の方などの「相続税の納税義務」の範囲につき解説します。   1. 日……

Q114【赤ちゃん】胎児は「生まれたもの」とみなす?相続権の有無・相続税基礎控除の算定や申告期限との関係は?/遺産分割は親が代わりにできるのか?

最終更新日:2023/08/18

  配偶者が若くして亡くなり、相続人のおなかの中に赤ちゃんがいるケースもあるかもしれません。 こういったお腹の中の胎児には、相続権があるのか?相続税申告での「基礎控除等」の計算に、「胎児」はカウントできるのでしょうか? また、遺産分割の際、法定代理人である親が赤ちゃんを代理すると、相続財産の配分につき「利益相反」が生じる場合もあります。   そこで今回は、……

Q86【半血兄弟】異母兄弟姉妹・腹違いの兄弟姉妹の相続権・法定相続割合は異なるのか?/非嫡出子との違いは?

最終更新日:2023/09/19

  例えば、ご自身のお父親がバツイチで、前妻との間に子供がいるケースを考えます。 この場合、ご自身と、父親の前妻の子供は、半血兄弟姉妹(腹違いの兄弟姉妹、異母兄弟姉妹)となります。 こういった半血兄弟姉妹の場合も、父親の相続に関しての「法定相続人」という点では、同じ立場となります。 しかし、半血兄弟の法定相続割合については、相続の場面によって、異なるケースがあります。 &n……

Q62【内縁関係】内縁の妻や夫・内縁関係の子供や連れ子に相続権はあるのか?財産を残す方法は?/社会保険の扶養には入れるのか?

最終更新日:2023/04/13

例えば、役所に「婚姻届」は提出せず、「内縁関係」のパートナーと生活を共にされる方もいるかもしれません。 内縁関係とは、法律上の夫婦ではないが、実際の法律婚と同様に、共同生活を営んでいる男女のことです(事実婚)。   こういった内縁関係(事実婚)のパートナーには、「法律上の配偶者」と同様に、相続権が認められるのでしょうか? また、内縁の妻との間にできた子供も同様に、相続権が……

Q61【死因贈与】遺言よりも活用可能な場合は?メリット・デメリット/遺贈との違い・口頭・契約書の有無・撤回の有無は?

最終更新日:2023/12/01

[caption id="attachment_5662" align="aligncenter" width="2560"]   将来自分が死んだときに、「特定の人物等」に財産を渡したい場合、「遺言」をイメージされる方が多いかもしれません。「遺言」による財産の贈与は、「遺贈」と呼ばれています。 一方、遺贈に似たものとして「死因贈与」という概念があります。死因贈与は、贈与契約……

Q60【孫への遺贈】相続・生前贈与との違い/基礎控除の金額は? /不動産取得税・登録免許税の取扱い/遺贈放棄や代襲相続はOK?

最終更新日:2023/08/26

  相続とよく似たものとして、「遺贈」という概念があります。 相続、遺贈のどちらも、死亡を原因として被相続人の財産を引き継ぐ方法ですが、その法的性格や相続税上の取扱いが大きく異なります。   今回は、遺贈と相続の法律上及び相続税上の取扱いの違い、不動産取得税・登録免許税との関係につき解説します。   1. 遺贈と相続・生前贈与等との違い……

Q58【再転相続】相続が重なった場合に相続放棄ができる「熟慮期間」の起算点は?一方のみの放棄は可能?/再転相続と数次相続の違いは?

最終更新日:2023/05/16

  例えば、父が死亡し(一次相続)、相続手続完了前に母が亡くなってしまう(二次相続)ように、相続が重なるケースは「数次相続」と呼ばれています。 「数次相続」の状態では、場合によっては二次相続の手続を進めていく中で、一次相続の発生を知るケースもあり、一次相続の相続放棄をしたいにもかかわらず、「相続放棄」期限の3か月を超えているケースもあります。 こういった状況は「再転相続……

Q56 数次相続で「申告期限延長」が認められる事例

最終更新日:2022/02/25

  前回、数次相続の場合には、「相続権を相続した方」に「申告期限延長の特例」が認められるケースがあることをお伝えしました。   しかし、「相続権を相続した方以外」には「申告期限の延長」が認められていません。   具体的にはどういうケースでしょうか?   1.  申告期限の延長が認められる場合   ……

Q55【海外在住非居住者】実印がない場合の遺産分割協議書の押印は?/サイン証明・在留証明書とは?/納税管理人の選任は?

最終更新日:2024/10/19

  遺言書がなく、相続人が複数人いる場合は、「遺産分割協議書」を作成し、原則として、相続人全員が印鑑登録された実印を押印して、遺産分割を確定させます。 一方、相続税申告書を提出する際は、遺産分割の有効性を確認するため、「遺産分割協議書」及び「印鑑登録証明書」の添付が必要となります。また、相続財産の名義変更を行う際も「遺産分割協議書」や「住民票」の提出が必要なケースが多……

Q54【数次相続とは?】遺産分割協議や相続税への影響は?申告期限の例外は?登記は省略できるのか?

最終更新日:2023/05/15

  通常、父と母の年齢は近いことが一般的ですので、例えば、父が亡くなり、間もなく母が亡くなってしまうケースもあるかもしれません。数次相続とは、「相続手続完了前」に、さらに相続が重なっている状態のことです。 例えば、父の相続手続完了前に、母がなくなってしまう場合などが代表例です。 実務では、配偶者が「遺産分割前に死亡するケース」は意外とよくあります。   今……